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神社、社格とは!

 神社は、日本固有の宗教である神道の信仰に基づき産土神・天神地祇・皇室や氏族の祖神・偉人や義士などの霊などが神として祀られた祭祀施設です。多くの神社は、本社から祭神を分霊して祀り、分霊した神社にはその祭神に応じた社号がつけられています。


 神明神社は、天照大神を主祭神とした伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)を総本社とする神社で、神明社、皇大神社、天祖神社などと表記、呼称されています。

 八幡宮は、八幡神を主祭神とした宇佐神宮(大分県宇佐市)を総本社とする神社で、全国に約44,000社あり八幡神社、八幡社、八幡さまなどと表記、呼称されています。

 天満宮は、菅原道真を主祭神とした神社で、天満神社、菅原神社、天神さまなどと表記、呼称されています。太宰府天満宮(福岡県太宰府市)、北野天満宮(京都市上京区)が信仰の中心的役割を果たしています。

 春日神社は、春日神を主祭神とした春日大社(奈良県奈良市)を総本社とする神社で、全国に約1,000社あります。

 浅間神社は、富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神(浅間神)、木花咲耶姫命を祀り富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)が総本宮とする神社です。

 稲荷神社は、稲荷神を主祭神とした伏見稲荷大社(京都市伏見区)を総本社とする神社で、全国に主祭神として2970社、境内社・分祀社で32000社を数え、個人や企業などに祀られているものや山野や路地の小祠まで入れると膨大な数にのぼると言われています。

 東照宮は、江戸幕府の初代将軍・徳川家康(東照大権現)を祀る神社で、徳川・松平一門大名家、譜代大名や徳川家と縁戚関係がある外様大名家が競って建立して全国で500社を超えます。
 全国東照宮めぐりhttp://a3491117.ie-yasu.com/999-019.html

 護国神社(護國神社)は、国家のために殉難した人の霊(英霊)を祀るための神社で、東京都と神奈川県を除く道府県に建立され、その道府県出身ないし縁故の戦死者、自衛官・警察官・消防士等の公務殉職者を主祭神としています。靖國神社(靖国神社)は、東京都千代田区にある神社で日本の軍人、軍属等を主な祭神として祀られています。
 全国護国神社巡拝http://a3491117.ie-yasu.com/999-018.html

 その他、近世では善政を敷いた藩主・代官や新田開発に貢献した人物、義民(民衆のため一身を捧げた人)などを死後に神として祀った神社も数多くあります。



 社格とは、神社の格式で祭政一致に基づき、朝廷などにより定められていました。

式内社(古代社格制度)
 式内社は、大宝元年(701年)の大宝律令によって規定され、国家の保護を受けた神社と言われています。律令時代末期の延長5年(927年)の法令「延喜式」が現存し、官社に指定されていた全国の神社一覧が掲載されています。式内社は官幣社(祈年祭に朝廷の祭祀を司る神祇官から幣帛を受ける神社)と国幣社(国司から幣帛を受ける神社)に区別され、さらに大社と小社に区別されていました。名神大社は国家に大事のある時に祈願した名神祭の対象となる神々を祀る神社で、その全てが大社(官幣大社・国幣大社)に列していました。論社は延喜式に記載された神社と同一、もしくはその後裔と推定される神社と言われています。

●中世社格制度
 一宮とは、令制国の中で最も社格の高いとされる神社のことです。国司が神拝順に一宮、二宮、三宮とされています。

 総社(惣社)は、国司が神拝の際に国内の神社を巡拝してまわるには手間がかかるので、国府の近くにまとめて合祀した神社です。

 国司奉幣社は各国の国内神名帳に記載のある神社で、国司が神拝する際に参拝する神社のリストです。現在、国内神名帳は一部の国のものしか現存せず、現存しても多くが写本や抄本のため、正確な実体や総数などは分からないとされています。

 二十二社は、国家の重大事、天変地異の時などに朝廷から特別の奉幣を受けた神社で白河天皇治世の永保元年(1081年)に制度として確立したとされています。

官国幣社(近代社格制度)
 官国幣社は、明治維新以降に神社を等級化する制度(近代社格制度)で、祈年祭・新嘗祭で国から奉幣を受ける神社で、神祇官が祀る官幣社と地方官(国司)が祀る国幣社に分けられ、さらに大・中・小の格がそれぞれにありました。別格官幣社は国家に功績を挙げた忠臣や、国家のために亡くなったや兵士を祭神として祀る神社です。

 近代社格制度で、官国幣社以外は諸社、無格社に分けられ、さらに諸社は府県社・郷社・村社に分類されていました。伊勢神宮は全ての神社の上に位置する神社として社格の対象外とされていました。社格は、官幣大社(官大)、国幣大社(国大)、官幣中社(官中)、国幣中社(国中)、官幣小社(官小)、国幣小社(国小)、別格官幣社(別官)、府県社、郷社、村社、無格社の順とされていたようです。無格社は社格を有する神社と区別するための呼称でしたが、後に社格の一種とされました。この制度は第二次世界大戦後に廃止されましたが、旧社格の思想は現在でも残っています。

別表神社(現代の制度)      
 別表神社は、昭和21年(1946年)に神社の国家管理が廃止され、公的な社格の制度(近代社格制度)も廃止されたために代わるものとして昭和23年(1948年)に神社本庁が定め包括している旧の官国幣社や規模の大きな神社のことです。
 別表神社一覧http://a3491117.ie-yasu.com/999-024.html

その他の社格
 勅祭社は、祭礼に際して天皇により勅使が遣わされる神社です。明治元年(1868年)に明治天皇が氷川神社の祭事を勅祭として行ったが近代の勅祭社の始まりです。明治3年(1870年)には東京とその附近の12社が准勅祭社と定められました。

 内務大臣指定護国神社は、昭和14年(1939年)に内務大臣が指定した34社の護国神社で、以後追加指定されて太平洋戦争末期までに51社が指定された近代社格制度の一つでした。
 護国神社一覧http://a3491117.ie-yasu.com/999-018.html

 東京十社は、昭和50年(1975年)に元准勅祭社12社の内から遠隔の六所宮(東京都府中市の大國魂神社)と鷲宮神社(埼玉県鷲宮町)を外した23区内の10の神社です。
 東京十社めぐりhttp://a3491117.ie-yasu.com/999-015.html



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