戸隠神社は、長野県長野市北西部の戸隠山周辺に鎮座して五社（中社、宝光社、火之御子社、九頭龍社、奥社）を配する神社です。創建年代は不詳で、一説では孝元天皇5年（紀元前210年）に奥社が創建されたと言われ、縁起では嘉祥2年（849年）に飯縄山に登った僧が奥社の地で最初に修験を始めたと伝えられています。平安時代後期以降は天台密教や真言密教と神道とが習合した神仏混淆の戸隠山勧修院顕光寺として全国にその名を知られていたと言われています。明治時代は政府から神仏分離令や修験宗廃止令が次々と出されて廃仏毀釈運動が起きたために戸隠山顕光寺の寺院を分離して神社となり、奉られていた仏像などは近隣の村の寺院に祀られました。 奥社は、日本神話で天照大神が天の岩屋に隠れた時に天の岩戸を開いた天手力雄命を戸隠山の麓に奉斎した事に始まると伝えられています。旧奥院で、現在は戸隠神社の本社で本殿内部に戸隠三十三窟「本窟」「宝窟」と言われる窟がありますが非公開です。境内に鎮座する九頭龍社の創建は奥社より古いと言われています。



　御朱印は、九頭龍社拝殿の左側にある御神札授与所で頂きました。奥社・九頭龍社の社務所は冬季閉鎖されますが、参拝は可能で御朱印は中社にて頂けます。※積雪の多い時は閉山されて立ち入り不可（公式サイトで告知）


●戸隠神社奥社・九頭龍社の概要
【 読み方 】とがくしじんじゃおくしゃ・くずりゅうしゃ
【 社　号 】戸隠神社
【 社格等 】旧県社、国幣小社、別表神社
【 御祭神 】（奥社）天手力雄命、（九頭龍社）九頭龍大神
【 所在地 】長野県長野市戸隠3690
【アクセス】 JR北陸新幹線 長野駅から戸隠高原行バスで「戸隠奥社入口」下車徒歩30分
　　　　　　 ※冬期は中社からタクシーを利用し、下車後徒歩30分
【公式サイト】http://www.togakushi-jinja.jp/