戸隠神社は、長野県長野市北西部の戸隠山周辺に鎮座して五社（中社、宝光社、火之御子社、九頭龍社、奥社）を配する神社です。創建年代は不詳で、一説では孝元天皇5年（紀元前210年）に奥社が創建されたと言われ、縁起では嘉祥2年（849年）に飯縄山に登った僧が奥社の地で最初に修験を始めたと伝えられています。平安時代後期以降は天台密教や真言密教と神道とが習合した神仏混淆の戸隠山勧修院顕光寺として全国にその名を知られていたと言われています。明治時代は政府から神仏分離令や修験宗廃止令が次々と出されて廃仏毀釈運動が起きたために戸隠山顕光寺の寺院を分離して神社となり、奉られていた仏像などは近隣の村の寺院に祀られました。

　中社は、奥社の相殿として天暦3年(949年)創建の宝光社と同時期に創建され、寛治元年(1087年)に現在地へ鎮座したと伝えられています。本宮は奥社ですが、現在は戸隠五社の中心的な存在になっています。境内周辺には天然記念物に指定される樹齢約900年の三本杉があり、拝殿の右奥には強い浄化パワーがあると言われているの滝があります。



御朱印は、中社拝殿の左側にある御神札授与所で頂きました。


●戸隠神社中社の概要
【 読み方 】とがくしじんじゃ ちゅうしゃ
【 社　号 】戸隠神社
【 社格等 】旧県社、国幣小社、別表神社
【 主祭神 】（奥社）天手力雄命
【 御祭神 】天八意思兼命
【 所在地 】長野県長野市戸隠3506
【アクセス】JR北陸新幹線 長野駅から戸隠高原行バスで「戸隠中社」下車すぐ
【公式サイト】http://www.togakushi-jinja.jp/



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